Rag Time Betty - A Young Person's Guide to Ragtime
 
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スティング(原題 : The Sting)

監督 : George Roy Hill
音楽 : Marvin Hamlisch
出演 : Paul Newman、Robert Redford 他
発表年 : 1973年(アメリカ)
フォーマット : DVD(Region 2)
定価 : 3,800円(税別)
発売元 : ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 時は禁酒法時代の1936年、シカゴの下町では日々ギャングたちによる戦争が繰り広げられていた。相棒のルーサーを殺害されたコンマン(Confidence Man、ペテン師のこと)のジョニー・フッカー(ロバート・レッドフォード)が、シカゴのゴンドルフ(ポール・ニューマン)と手を組み、ニューヨーク・マフィアの大ボスであるロネガン(ロバート・ショウ)に対し復讐をする物語です。「復讐」といっても、マフィアのボスを直接やっつけに行ける訳がないので、頭脳プレイによって復讐を果たす物語です。ネタをばらしたくありませんので、あまり説明しませんが、とにかく観ていて、最後までドキドキ、ハラハラさせられる、娯楽映画の傑作だと思います。なぜここで取り上げるのかは、説明するまでも無く、スコット・ジョプリンのラグタイムが全編に渡って流れているからです。この映画の大ヒットによって、70年代におけるラグタイムのブームは更に加速しました。第46回アカデミー賞の7部門を受賞しています。ちなみに、1983年に「スティング2」という続編が作られています。

ラグタイム(原題 : ラグタイム)

監督 : Milos Forman
音楽 : Randy Newman
出演 : James Cagney、Elizabeth McGovern 他
発表年 : 1981年(アメリカ)
フォーマット : VHS(NTSC)
定価 : 14,830円(税別)
発売元 : ビクターエンタテインメント

 E・L・ドクトロウのベストセラー、小説「ラグタイム」の映画化作品です。監督は、「アマデウス」で有名なミロス・フォアマン監督、音楽はランディ・ニューマンが担当しています。史実とフィクションがうまくミックスされた物語なので、20世紀初頭のアメリカの歴史に詳しい人は、より楽しめる物語だと思います。登場人物たちが、それぞれの人生を生き、相互に影響を与えていく様がとても面白いです。タイトルが、ずばり「ラグタイム」なので、どうしても音楽が気になるところですが、それほどラグタイムは盛り込まれていません。唯一、「Clef Club No.2」という曲がラグタイム風の曲です。この曲は、東京ディズニーランド内でBGMとして使われていたりします。また、小説「ラグタイム」はこの作品での映画化に続き、98年にはミュージカル化され、こちらもトニー賞を受賞するなどかなりの成功を収めています。

ラグタイム・ギター

インストラクター : 打田 十紀夫
発表年 : 2001年
フォーマット : VHS(NTSC)
定価 : 4,500円(税別)
発売元 : リットーミュージック

 オープニングからいきなり、「Blake's Stumbling Rag Special」の素晴らしい演奏が始まります。打田さんカッコいい!、この曲を弾きたい!、と思いましたが、この曲だけコピー譜は付いていませんでした・・・。解説、コピー譜付きの曲は全部で8曲(+基本編の練習曲)です。フォーク・ラグ編として、「Jesse James / trad.」、「Victory Rag / PD」、「Will The Circle Be Unbroken? / trad.」。ラグタイム・ブルース編として、「Rag In C / 打田十紀夫」、「Raggin' Slow Blues In C / 打田十紀夫」、「G Rag Paradise / 打田十紀夫」。クラシック・ラグ編として、「At A Georgia Campmeeting / Kerry Mills」、「The Entertainer / Scott Joplin」が紹介されています。いずれの曲も程よい難易度の、完成度の高いアレンジです。フィンガーピッカーの方におすすめのビデオです!

海の上のピアニスト(原題 : The Legend of 1900)

監督 : Giuseppe Tornatore
音楽 : Ennio Morricone
出演 : Tim Roth 他
発表年 : 1998年(イタリア)
フォーマット : DVD(Region 2)
定価 : 2,980円(税別)
発売元 : ビクターエンタテインメント

 この映画は、大西洋上を往復する豪華客船ヴァージニア号の中で生まれ育ち、一度も船を降りることなく一生を終えた伝説の天才ピアニスト「1900(ナインティーン・ハンドレッド)」の物語です。「ニュー・シネマ・パラダイス」で有名なジュゼッペ・トルナトーレ監督と、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネのコンビでの傑作ミュージカル映画です。主人公の「1900」という一風変わった名前は、主人公が生まれた年に由来します。この映画には、舞踏会のBGMにスコット・ジョプリンの「Peacherine Rag」が使われていたり、1900とジェリー・ロール・モートンが対決するシーンがあったりします。ジェリー・ロール・モートンが、「The Crave」を弾くと、1900がその場でコピーして演奏し、応酬する!といった具合の凄まじい演奏合戦が見物です。ラグタイム・ファンにはぜひ観ていただきたい映画です。

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